ロシア極東道路事情
小学校か中学校の社会の地図を開いてみる。
すると北海道の北になにやら細長い島がある。これがサハリンである。
60年前までは「樺太(カラフト)」の呼び名があり北緯50度以南は日本領であった。つい先ごろまでは日本で発行される地図のサハリン標記も50度線で色分けされており「南樺太は日本政府として領有権を放棄したわけではない」としてちょっと複雑な取扱があった。(この問題に興味ある方は北方四島問題で調べてみるとトリビアな世界が広がるので是非お試しいただきたい)
しかし、ここでは政治的・歴史的な領有権は置いて、現在の興味深い道路事情について現地実走に基いたインプレッションをお伝えしたい。